2007年03月05日

発展とは

新聞記事、たぶん朝日の07年3月5日から。
「談合は、栄—池下間が着工された58年以来、6号線延伸工事が始まる05年末までの47年間も続いたことになる。
 別の準大手ゼネコン幹部は「ゼネコンの規模や受注実績に応じて工事を分け合うことが業界の発展につながっていた」と説明している。」
業界の発展と発言したんだ。
きわめて変だと思う。確か、名古屋の地下鉄や市バスは営業赤字だったはず。赤字が増えているのは、談合によって不当な金額で工事を行った所為でもあるはずだ。
すると、業界の発展とは、税金の詐取を意味する。
ゼネコン企業とは、詐取専門株式会社ということになるんじゃないか。
詐取会社と認めるなら「発展」でもいいけれど、もしそうじゃないというなら「発展」ではないだろう。まっとうなら「業界の腐敗」というべきだろう。発言した人もゼネコンで腐敗体質となり、言語の使用においても誤用をきたしたのかもしれないが。
新聞は証言の言葉をそのまま記すことが必要だが、同時に、その言葉が適切かどうかちょっとは思考したらいいとも思われた。


Posted by mc1026 at 06:57

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