2006年12月16日

談話に

伊吹文科大臣が以下のような談話を発表している。
公共の精神等、日本人が持っていた「規範意識」を大切に、それらを醸成してきた伝統と文化の尊重など、教育の目標として今日特に重要と考えられる事柄を新たに定めています。
中略
国民の皆様の共通の理解を得ながら、学校・家庭・地域社会が一体となって教育改革を推進していくためにも、教育関係者、保護者の皆様をはじめ、国民各界各層の皆様のご協力を切にお願いします。
さて、このお願い聞いてあげるのかどうか。
聞いてあげるには、「教育の目標として今日特に重要と考えられる事柄を新に定め」たというのだが、特に重要であるという説明はなかった。欧米の教育の方向はそれを示していなかった。なぜ、日本だけ重要なんだろう。この問いに文科大臣が先に応える必要があるかな。
また、前から指摘されているように、日本人が持っていた「規範意識」というのは何を指すのか。「やらせ」や「さくら」の動員ということだろうか。「持っていた」と過去形だから、今はだれも持っていないのだろうから証明は困難を極めるかもしれない。
共通理解を得るにあたって、「やらせ」「さくら」といった手法を首相等が100万か200万で決着をつけずに、即座に総辞職し、かつ二度と行わないための手立てが明示される必要があるだろう。このハードルを越えないといけない。  

Posted by mc1026 at 15:01

2006年12月09日

イラク研究グループ提案の波紋

米国の長老グループがブッシュのイラク政策を修正する助け船となるような79項目の提案を発表した。イラク政府に圧力をかけて、部分的にイラクから撤退するという案だ。
完全に撤退するわけでもないし、イラク戦争の間違いを訂正するわけでもない。
困り果てているブッシュが政策をほんの少し変える契機にはなるかもしれない。
そんな程度の内容なのだが、久間防衛庁長官のように、イラク戦争への加担に何でもかんでも賛成した小泉や安倍とは違う反応も誘発しだした。
いつまでもイラクに足をつっこんでいることへの不安を表明したのかもしれない。
知性を排除した政権というのは、内外の迷惑だ。
それで、いま、政権や関連審議会に知性はいるのだろうか。
ソープ・オペラ水準じゃないのだろうか。  

Posted by mc1026 at 20:49

2006年12月02日

政治的流行語大賞

今年度の流行語大賞が、「イナバウアー」と、藤原正彦の「品格」になった。
まったく政治的な選択だ。
流行が政治的決定事項だということが今年も証明された。  

Posted by mc1026 at 07:56
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