2006年12月16日

談話に

伊吹文科大臣が以下のような談話を発表している。
公共の精神等、日本人が持っていた「規範意識」を大切に、それらを醸成してきた伝統と文化の尊重など、教育の目標として今日特に重要と考えられる事柄を新たに定めています。
中略
国民の皆様の共通の理解を得ながら、学校・家庭・地域社会が一体となって教育改革を推進していくためにも、教育関係者、保護者の皆様をはじめ、国民各界各層の皆様のご協力を切にお願いします。
さて、このお願い聞いてあげるのかどうか。
聞いてあげるには、「教育の目標として今日特に重要と考えられる事柄を新に定め」たというのだが、特に重要であるという説明はなかった。欧米の教育の方向はそれを示していなかった。なぜ、日本だけ重要なんだろう。この問いに文科大臣が先に応える必要があるかな。
また、前から指摘されているように、日本人が持っていた「規範意識」というのは何を指すのか。「やらせ」や「さくら」の動員ということだろうか。「持っていた」と過去形だから、今はだれも持っていないのだろうから証明は困難を極めるかもしれない。
共通理解を得るにあたって、「やらせ」「さくら」といった手法を首相等が100万か200万で決着をつけずに、即座に総辞職し、かつ二度と行わないための手立てが明示される必要があるだろう。このハードルを越えないといけない。


Posted by mc1026 at 15:01

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